平成12年度第1回人工繁殖技術研修会の結果のお知らせ

この研修会は、希少動物人工繁殖研究会会員の人工繁殖技術のレベルアップを目的として実施するもので、今回は、姫路市立動物園の協力のもと、特に腹腔鏡を用いた雌哺乳動物の卵巣の観察と子宮内への精子注入技術の習熟を目的として行いました。

日時:平成12年6月22日(木)、午後1時から5時まで
場所:姫路市立動物園 動物病院
参加者は、9施設12名でした。
研修の内容を簡単に報告します。
ブタの麻酔導入、気管、静脈、心電計をそれぞれ確保しました。
吸入麻酔下で、気腹し、トラカールを挿入して腹腔鏡で観察しました。
10mmと5mmの把持鉗子を挿入し、経腹壁で卵子を回収し、精子を子宮角に注入しました。

1.研修風景
2.研修風景
3.経腹壁で回収した卵子

参加された皆様は、積極的に熱心に研修されていました。

施設を提供していただいた、姫路市立動物園の園長様はじめスタッフの皆様に感謝申し上げます。 希少動物人工繁殖研究会では、会員を対象としたこのような技術研修会を、今後も随時開催していく予定にしております、ご意見・ご要望がありましたら事務局にE-mailをお送りください。