群馬は今日も雨だった |
「家族をおいて、山にいっちゃうからよ。」後で家族に言われた。
前回(四阿山)に続いて、今回も雨の一日だった。そして今回も、翌日天気は回復した。こんな天気なのに、20名くらいの人に山で出会った。さすが、高速・関越道沿いの山だね。便の良さが押しとどまろうとする気持ちに勝るのかもね。武尊温泉で入浴・ご休憩という手もあるし。
持っていったビールは山で飲む気にならなかった。が、下山後武尊温泉の露天風呂で山を見ながらゆっくり飲み干した。甘露甘露・・・・・。
登山口 | 家の串 |
不動岩 | 中の岳 |
前武尊 | 沖武尊 |
剣ケ峰 |
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「今日は曇り」に賭けて、朝4時前に家を出る。沼田インターチェンジを出て信号左折、二つ目の信号を左折、後は道なりで十数分で川場村のキャンプ場手前の駐車場に着く。ここには30台以上車が置ける。無人の小屋もある。5:30ここに車を置いて出発。
まずは、登山届を入り口でポストに入れる。用紙はないから、自分で書いておこう。キャンプ場を超えてしばらくすると、花咲コースと川場尾根コースの分岐に出る。今回は、川場尾根コースを通っての往復。ここから少し下ると、沢がある。沢を渡って、今度は登り上げる。登り上げると、旭日小屋からの道と合流する。途中から雨が強くなる。
上へ
旭日小屋合流地点から前武尊までの間はスリリングなコースだ。特に雨の日はスリルがある。スリルは結構という人には花咲コースがいい。距離も1キロ以上短い。不動岩は、見過ごす人もいる。脇にそれて左に登る感じなので、ここを通らないで気が付かない人がいるのだろう。実際私が、前武尊の下で出会った人は、「不動岩はまだですか?」と尋ねてきた。
大天狗岩、カニの横這い・・・等々がある。 天候が悪かったので、帰りにこのコースを通ろうかどうしようか迷った。花咲コースより滑らないかなと判断して、このコースに決めた。何回も滑った。
上へ
ここまで来るとひと安心。ここから先は、上り下りはずっと楽だ。
以前、日本武尊さんには、屋根がかかっていなかった。最近だろう。亜鉛どぶづけの材料で立派な屋根が架けてあった。現在も、この山は強い信仰の対象であることが感じられる。また、手入れも良くされている。
屋根の下で雨を避けながら、コーヒーを作って、おにぎりを食べる。食べながら、ここで戻ろうか、沖武尊山までいこうか考える。休んでいたら、体も楽になってきたので、行くことにした。上へ
川場から沖武尊山の往復の間、100メートル先が見えるチャンスは数度しかなかった。この写真はその貴重な瞬間の一枚。沖武尊山まで行った帰りに、手前の剣ケ峰を見る。ここも一歩一歩慎重に歩こう。雨の日の貴重品=帽子、乾いたタオルと下着、暖かい飲み物、水のしみ込まない靴、替えの靴下、好きな持ち歌。全工程の1/3も行かないうちに、靴に水がしみ込んできたのには参った。前日、しっかりとオイルを塗ったし、バス用のシリコンシーラントを靴と靴底の間にしっかり塗ったのに。効き目が無くてがっくり・・・。
稜線上の平らな場所に、笹やシャクナゲが生えている。ちょっと広く、シートを広げて一休みするのにいい。眺めがよいかどうかこの日は視界が良く無かったので不明。白いシャクナゲが咲いていた。傘をさしている人に出会ったが、こんな場所なら傘が似合う。雨具よりはずっと快適だ。ただし、笹の根がむき出しのところも多く、実に滑りやすい。自分や周りの安全を考えると、やはり歩いているときはやはり雨具がグー。
中ノ岳分岐を右に行くと、武尊牧場に行ける。(ガイドブックを見ると牧場まで下りで2時間ちょっとのようだ)少し左に折れるように進むと、すぐ水場がある。この日の気温は20℃だったが、水は冷たかった。標高2144メートルの中ノ岳直下なので2000メートルくらいの標高はあるハズ。ここでの水場はありがたい。水場を過ぎると小さな池が点在していた。名前の付いている池もある。たしか、前回来た時は、池が無かったような・・・・?雪渓だったのかな?
手前の銅像を沖武尊山と勘違いしつつ、無事山頂に着く。あっちが、至仏山、あっちが谷川岳、こっちが・・・・・、東西南北いろいろプレートに書いてあったが、五里霧中。今回も、おかげさまで、再度登る楽しみが残せた。ところで、武尊山って、正確に読めますか?私は最初、武尊(ぶそん)だと思った。ほたかと読むことを知ったのは山登りのおかげ。しかし、私のワープロは、どうしても理解できない。「ぶ」−「そん」で変換している。誰もいない山頂で下着を着替えた(勿論上だよ)。何と気持ちのよかったこと!!雨と涼しさで、楽しみにしていた、ビールでの乾杯と、カレーうどんのお昼はその気にならず中止。梅酒だったら・・・・。まあ、いいか。