群馬県少子化対策青少年課委託事業
<社会貢献を通じた若者の交流支援事業>
「おもしろ科学教室事業」
~教育普及・保育事業を通じて
共通体験の中から交流を深めていこう~
平成24年1月29日(日) 場所:チャイルドハウスゆうゆう
群馬県の少子化対策青少年課さまより、委託事業として実施いたしました。
「社会貢献を通じた若者の交流支援事業」として、
「チャイルドハウスゆうゆう」さん
「群馬大学教育学部奥沢研究室」さん
「群馬VYS連絡協議会」さんのご協力の元、
「おもしろ科学教室事業」を実施いたしました。
子供たちへの教育・保育の活動を通じて、
未来の学校の先生となる教育学部の学生たちや、
現在保育士として活躍されている保育園の先生方、
群馬県内の各地で野外活動等を通じて子供たちとふれあい続けている
群馬VYS連絡協議会のみなさまと、協力して活動をする中で、
これからの群馬県を担う若者同士が交流し、よりよいものをつくりあげていく
その一歩となることを企図して、実施いたしました。
○
おたのしみ交流コーナー
順番としては、はじめに「おもしろ科学教室」からやる予定でしたが、
当日集まったみなさんが固い感じでしたので、まずは「交流コーナー」として、
和気あいあいとした雰囲気をつくってからスタートしようということになりました。
みんなで輪になって「新幹線はうんとはやいー!!」という歌を歌いながら、「うんと」の部分でしゃがんでくださいねー♪という遊びですが、大人も子供も関係なく混ざってわいわいできるところがいいですよね。そして、こういう遊びは、気がつくと「大人」が本気になってはしゃいでしまうところが、なおよし。みんな笑顔でわいわいと楽しくできました。
上の写真は「さあ、10人の人と握手をしてください」そんな掛け声とともに、わーっと握手しているところです。世代も立場も関係なく、みんなでやれることって、本当にいいなあと思いますね。
○ おもしろ科学教室コーナー
今回「液体窒素の低温実験ショー」「てづくりステンドグラス」「空気砲」「電流イライラ棒」「浮沈子」の5つの実験を行いました。ホントに、みんなで和気あいあいと楽しむことができました。楽しみながらも「なんでこうなるんだろうね?」という話ができたのが、なによりのことでした。
「難しいことを学ぶことよりも、まずは「理科って楽しいんだ」と思えることが大切。なので、こうして楽しみながら意識を深めていけたらと思います。」群馬大学の奥沢教授にそうおっしゃっていただきましたが、まさにそうだなと思います。
<液体窒素>
「バナナを凍らせて釘を打つ」体験。みんな知ってはいてもやったことはないので、実際にやってみるとこれが感動するんですよね。
「バラを凍らせてバラバラ」実験。これも、実体験してみると「おおっ!!」ってなるんですよね。ほかにも、「ティッシュ」はどうなるのか。「シャボンだま」や「カラーボール」がどうなるか、といった実験をしていきます。バナナを凍らせると、というのは知っているけどほかは知らないって人も多いんですよね。つまりは「原理原則」で知っているのではなく、「事実」のみを知っている人も多いわけで。こういうところで、原理について触れておくと、これから先につながっていくんですよね。
<空気砲>
空気砲は、段ボールや、箱の一か所を穴をあけて、箱を叩くことでできます。でもこれが意外と思った通りに空気が飛ばなかったりするんですよね。的に当てることもそうですが、威力を出すためにも、叩き方を工夫したりとか、そんな面白さがあります。
<浮沈子>
ペットボトルを握ると、中に入っている金魚が沈むという。水の圧力・浮力等とうまく使った遊びですが、これが子供心に楽しいんですよね。ずっと握って、離してを繰り返していました。
<ステンドグラス>
その場で、てづくりでつくれるステンドグラスです。「できたよー!!」とみんなで見せ合いながら、光にかざしている姿が印象的でした。
<電流イライラ棒>
これが、大人も子供もやりはじめると止まらないんですよね。「絶対にクリアしてやる!!!」そんな気持ちになってきて、何度も何度も挑戦してしまうんです。見ているまわりも思わず「がんばれ!!」と応援してしまうんですよね。
<今回のマニュアル・説明書>
今回の実験内容、仕組みなどの説明が書かれたマニュアルです。みなさんに配布させていただきました。これを元に、自分たちでも今後できるようにと、次につながるようにしておきました。
○ てづくり手打ちうどん作成
交流と実験で盛り上がったあとは、みんなで「てづくりうどん」をつくってお昼にしました。これがまた盛り上がりまして、「火起こし」から「かまどづくり」をして、「鍋」の様子を見て、茹でる、煮る係に分かれて作業していました。また「うどん」をこねて、切って、ほかの具材も切って、鍋に入れて・・・「交流しましょう」として呼びかけるよりも、こうして楽しみながら「一緒に活動する」ことが大切なんですよね。
それぞれ本当に楽しみながらできて、ホントにみんなが笑顔で交流することができました。
大人も子供も、みんないりまじって、笑顔で楽しめたのが本当になによりだなと思います。
上毛新聞に当日の模様が掲載されました。
上毛新聞 2012年1月31日(火) 17面
参加者感想
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今日はありがとうございました。一日とても楽しかったです。
またお会いしたい方、たくさんできました♪ これからもまたこのような会に誘ってください。
○
こういう会が終わったあとは、心にあったかい気持ちが残る。
そういう気持ちを自分も与えていける人になりたい
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初対面とか、年齢・性別関係なく交流できる場っていいですよね。
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普段の生活では関わることができない、いろんな所属の人と関わることができてよかった
○
料理の作業をしながら、いろんな人と自然に話せて、いろんな価値観に出会えた
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子供が少なかったのはちょっと残念でしたが、大人同士の交流が深められて、保育に活かせそうなアイデアをたくさんもらえたので、参加できてよかった。
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学生の男性は多かったけど、社会人の男性は少なかった
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食事の際の席の割り振りはすばらしかった。
○
ひさしぶりに会う人がいて、近況を話せて楽しかった。けれど、知り合いが多かったため、
初対面の人と積極的な交流ができなかったので、もっと積極的に話しかけていけばよかった。
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うどんとお赤飯がとても美味しかったです。
総括
今回の事業を行うことで、それぞれの活動のよさが、交流することで発揮できて非常に良かった。これからもこうした機会をぜひとも設けてやっていくこととなりました。
これからも、楽しみながら学べるこうした機会をぜひ設けて、やっていきたいと思います。
あらためまして、今回ご協力いただきました、
「チャイルドハウスゆうゆう」のみなさま、そしてこどもたち、保護者のみなさま、
「群馬大学教育学部 奥沢研究室」のみなさま、そして奥沢教授、
「群馬VYS連絡協議会」のみなさま、本当にありがとうございました。
また、こうしたすばらしい機会をいただけました「群馬県少子化対策・青少年課こども未来係」さまには感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
本当に、当日は大盛況のすばらしいイベントとなりましたこと、みなさまのおかげです。
また今後ともぜひ続けていきたいとの声も出ております。
これからもどうかよろしくお願いいたします。